大塚国際美術館は世界の名画を一度にみれる美術館として人気のある観光スポットです。
しかし、そんな大塚国際美術館での観光がつまらなかったという口コミも多く存在します。
今回は、大塚国際美術館を観光してつまらないと感じてしまう理由と対策について解説をしていきます。
大塚国際美術館を観光してつまらないと感じてしまうポイントを知れば、楽しむためのコツが見えてきます。
観光で大塚国際美術館に行きたいという方は、ぜひこの記事でつまらないポイントを避けられるようにしてください。

大塚国際美術館がつまらないと言われる理由5選
まずは大塚国際美術館がつまらないと感じてしまうポイントを紹介します。
ここから、それぞれのつまらないポイントの内容について解説をしていきます。
しっかりと対策をすることで防げるものもあるので、事前準備にいかしてみましょう。
①有名な絵画の陶板レプリカだけで見どころが弱い
大塚国際美術館は、有名な西洋絵画の「原寸大陶板レプリカ」を展示していることで知られています。
しかし、本物の絵画を期待して訪れると、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
陶板で再現されているため、筆づかいや質感など、本物の絵画特有の迫力や空気感はどうしても再現しきれない部分があります。
美術そのものをじっくり鑑賞したい人よりも、有名絵画を「わかりやすく体験したい」「名画の世界を写真で楽しみたい」といったカジュアルな楽しみ方に向いている施設と言えるでしょう。
訪問前に「本物ではない」という点を理解しておくことで、鑑賞体験に対する期待とのギャップを小さくすることができます。
名画の世界観を気軽に楽しむ場として訪れるのがおすすめ
②全長4kmもあるため、移動だけでも所要時間が伸びてしまう
大塚国際美術館は日本最大級の広さを誇り、館内の移動距離はなんと全長約4kmにも及びます。
そのため、じっくり鑑賞しながら回ると想像以上に時間がかかり、見終えた頃にはかなりの疲労を感じるという声も少なくありません。
特に足腰に不安がある方や、小さなお子さん連れの場合は、無理のないペース配分が必要になるでしょう。
見どころをあらかじめ絞って回る、館内マップを活用するなど、効率的に回る工夫をすることで、体力的な負担を軽減できます。
事前にHPで見たい作品をチェックしてから訪れるようにするといいでしょう。
事前に見たい展示を確認しておいたり、館内マップを利用するとスムーズに回れる。
③写真撮影も自由で美術館にしては騒がしい
写真撮影が自由にできる点は魅力のひとつですが、そのぶん館内がにぎやかで、美術館特有の静かな空気を好む人にとっては落ち着かないと感じることがあります。
人気のある作品の前では長時間写真撮影が続くこともあり、鑑賞を妨げられてしまう場面もあるかもしれません。
とくに週末や大型連休中は混雑するため、静かにゆっくり美術を楽しみたい人は、平日や開館直後などの時間帯を狙うのがおすすめです。
写真を通して作品の魅力を記録できる一方で、鑑賞マナーのバランスにも注意が必要な施設といえるでしょう。
静かに鑑賞したい方は、平日や開館直後など混雑の少ない時間帯を狙うのがおすすめ
④入館料は他の美術館と比較しても割高でコスパが悪い
大塚国際美術館の入館料は大人1人3,300円と、美術館としては全国的に見てもかなり高めの設定になっています。
本物の作品が見られるわけではないため、「この価格で陶板レプリカ?」と感じる方も一定数おり、コストパフォーマンスに疑問を感じる声もあるようです。
ただし、数百点もの世界的名画を一度に見渡せるという点では、唯一無二のスケールと価値があるとも言えます。
価格以上の価値を感じられるかどうかは、どのような視点で訪れるかによって変わってくるでしょう。
入館料は割高であるが、世界的名画を一度に見渡せるスケールの大きさが魅力
⑤最寄り駅からバスで約15分かかる上に本数が少ない
大塚国際美術館は徳島県鳴門市の小高い丘の上に位置しており、最寄り駅からのアクセスは決して便利とは言えません。
JR鳴門駅からは路線バスで約15分ですが、本数が限られているため、乗り遅れると次のバスまでかなりの待ち時間が発生する場合もあります。
特に旅行中でスケジュールに余裕がない場合や、公共交通機関を使っての移動を考えている方にとっては不便に感じるポイントです。
訪問前には時刻表を確認し、バスの時間に合わせて予定を立てることで、移動のストレスを減らすことができます。
最寄り駅からのバスは本数が少なく、乗り遅れると長時間待つことになる。
大塚国際美術館を観光したリアルな口コミ
ここからは実際に大塚国際美術館を訪れた人たちの口コミを紹介します。
ここまで紹介をしたつまらないポイントを実感している口コミや、それでも満足できた口コミも存在します。
実際に観光をした人たちの感想もぜひ、大塚国際美術館を訪れる際の参考にしてみてください。
大塚国際美術館を観光してつまらないと感じた口コミ

子供たちは絵に全く興味がないのでつまらなそうだった。
入館料も高い…。

絵や彫刻がただ無機質な部屋に飾られているだけのスペースは退屈でした。

広すぎて見て回るだけで最後は疲れてしまった。
子供に最後まで歩いてもらうのが大変だった。

想像よりかなり回るのに時間がかかってしまった。
休む場所をもっと充実させてほしい。
大塚国際美術館を観光して楽しめた口コミ

子供が触ってOKなものもあり、家族で楽しめてよかった。
アートコスプレで喜んでくれてました。

音声ガイドを借りてゆっくり回りました。
かなり広くて1日いても飽きない。

海外の美術館にいるようで本当に素敵でした。
時代ごとに分けてありとっても見やすかった。

昔フランスで見た絵画があり感動しました。
ランチもおいしかったです。
大塚国際美術館での観光を楽しむための対策
ここまで紹介してきた大塚国際美術館のつまらないポイントに対する対策をまとめました。
事前に大塚国際美術館の特徴を理解しておくことで、つまらないと感じることを避けることもできます。
また、どうしても合わないと思うようなら、そもそも行かないという選択をすることもできます。
ただ、大塚国際美術館には他にはない独自の楽しみ方ができるコンテンツもあります。
ここからはより大塚国際美術館を楽しむことができるよう、おすすめの楽しみ方を紹介していきます。
①写真撮影ができる珍しい美術館なのでSNS映えする
大塚国際美術館は、館内のほとんどの展示で写真撮影が自由にできる珍しい美術館です。
モナ・リザや最後の晩餐、システィーナ礼拝堂など、誰もが知る名画を背景にした記念写真を撮ることができ、SNS映えスポットとしても人気があります。
撮影の自由度が高く、ポーズを工夫したり衣装を合わせたりと、自分だけの楽しみ方ができるのも魅力のひとつです。
グループで訪れれば、旅の思い出として写真をシェアする楽しさも倍増します。
写真に残すことで、芸術を「体験」した記憶がより鮮明に残るのもポイントです。
名画と一緒に写真が撮れる、美術館ならではの特別な体験ができる。
②カフェやレストランが多く、画家をモチーフにしたメニューが楽しめる
館内には複数のカフェやレストランがあり、有名画家の世界観をモチーフにしたメニューが楽しめます。
たとえばモネの「睡蓮」をイメージしたパフェや、フェルメールの絵にちなんだドリンクなど、アートと食の融合が魅力です。
歩き疲れた合間の休憩にもぴったりで、展示とつながるメニューを楽しむことで、鑑賞体験がより印象深くなります。
料理も写真映えするものが多く、グルメ好きにも嬉しいスポットです。
目でも舌でも作品を味わえる、アートな食体験ができるのはこの美術館ならではです。
作品の余韻を味わいながら楽しむ食事タイムも魅力のひとつ。
③紅白歌合戦で米津玄師さんが中継にしようしたことがある
2018年の紅白歌合戦で、米津玄師さんが「Lemon」を中継で歌唱した舞台がこの大塚国際美術館です。
舞台となったのはシスティーナ・ホールで、バチカンの礼拝堂を再現した荘厳な空間は、映像で観た人々の記憶にも強く残っています。
今でもその場を訪れることができ、同じ空気感を体感できるのは音楽ファンにはとても魅力的です。
また、芸術と音楽が融合した印象的な空間として、芸術に詳しくない人でも興味を持ちやすいきっかけにもなっています。
名シーンの舞台を歩くことで、作品の中に入り込んだような感覚を楽しめる。
大塚国際美術館周辺のおすすめスポット
これから大塚国際美術館を観光するなら周辺の観光スポットも抑えておきましょう。
もし、大塚国際美術館をつまらないと感じてしまっても、周辺のスポットで挽回ができます。
観光全体の満足感が上がれば、行って良かった旅にすることができます。
渦の道
鳴門海峡にかかる大鳴門橋の橋桁内に設けられた「渦の道」は、海上45メートルの高さから、世界三大潮流のひとつの鳴門の渦潮を間近で観察できる人気スポットです。
450メートルの遊歩道にはガラス張りの床が数か所あり、真下を流れる海をスリル満点に眺めることができます。
渦潮の発生は潮の干満に左右されるため、事前に公式サイトなどで「渦の見ごろ時間」を確認しておくのがポイントです。
晴れた日は遠く淡路島まで見渡せるほど眺めがよく、風を感じながら海上散歩が楽しめます。
自然のエネルギーと技術の融合を間近で体感できる、鳴門ならではの名所です。
大鳴門橋架橋記念館エディ
「大鳴門橋架橋記念館エディ」は、鳴門海峡と大鳴門橋に関する情報や技術、歴史を楽しく学べる体験型ミュージアムです。
館内には渦潮の仕組みを映像や模型で紹介する展示のほか、子どもも楽しめる科学コーナーやクイズもあり、家族連れにも人気があります。
屋上の展望台からは渦の道と大鳴門橋が一望でき、写真撮影スポットとしてもおすすめです。
また、3D映像で渦潮の中に入ったかのような体験ができるシアターもあり、臨場感あふれる学びができます。
科学好きも歴史好きも楽しめる、遊びと学びが詰まったミュージアムです。
道の駅くるくるなると
2022年にオープンした「道の駅くるくる なると」は、鳴門の特産品や地元グルメが楽しめる大型複合施設です。
名産のなると金時や鳴門わかめを使ったスイーツやお土産が豊富にそろい、ショッピング好きにもおすすめのスポットです。
フードコートには徳島ラーメンやなると金時ソフトクリームなど、地元ならではの味覚が並び、観光の合間の食事にもぴったり。
子ども向けの遊具スペースや屋外広場もあり、家族での立ち寄りスポットとしても使いやすいのが魅力です。
観光・食・遊びがそろった、旅の途中に立ち寄りたくなる新しい鳴門の名所です。
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