韮山反射炉は日本の明治期の産業革命を支えた施設の1つとして世界遺産に登録されています。
日本全国でも現存する中で、実際に稼働が確認されている唯一の反射炉で歴史的価値も高い観光地です。
しかし、そんな韮山反射炉を観光してがっかりしたという口コミも多く存在します。
今回は、韮山反射炉を観光してがっかりしてしまうことについて解説をしていきます。
韮山反射炉を観光してがっかりしてしまうポイントを知れば、楽しむためのコツが見えてきます。
観光で韮山反射炉に行きたいという方は、ぜひこの記事でがっかりポイントを避けられるようにしてください。

韮山反射炉でがっかりすること5選
まずは韮山反射炉でがっかりしやすいポイントを紹介します。
ここから、それぞれのがっかりポイントの内容について解説をしていきます。
しっかりと対策をすることで防げるものもあるので、事前準備にいかしてみましょう。
①写真で見るよりも実物が小さく、写真映えもあまりしない
韮山反射炉の写真を見ると巨大な施設のように感じられますが、実際の大きさは高さ約15mとそこまで大きくはありません。
見た目にも大きな特徴はなく、歴史的な背景を含めて楽しむ観光スポットと言えます。
なんとなくで訪れてしまうと、地味という感想で終わってしまうかもしれません。
資料館も併設されているので、そちらで歴史を学んでから見学するのがおすすめです。
歴史自体に興味がない場合は、観光を楽しめない可能性が高いです。
建造物としては思ったより小さく、歴史的な背景を知らないと楽しめない
②世界遺産になった理由は文化遺産の一部としてであり単独ではない
韮山反射炉は世界遺産になっていることで観光に行こうと思う人もいるでしょう。
しかし、韮山反射炉は「明治日本の産業革命遺産」の一部としての登録になっていることに注意しましょう。
構成される遺産群も8県に点在しており、八幡製鉄所や松下村塾など有名なものも含まれています。
単独で世界遺産になっていると勘違いをしてしまうと、思ったよりもしょぼいという印象になりかねません。
また明治期の日本の産業発展という歴史的な背景による世界遺産だということも認識しておきましょう。
見た目や景色が理由ではないので、歴史を楽しむ気持ちでいくとがっかりしないで済みます。
世界遺産には明治期の日本の産業革命における一部としての登録であり、歴史的な価値が重視されている
③見どころは少なく、体験などもないので滞在時間が短めになる
観光地というとアクティビティがあったり、写真映えするスポットを期待する人も多いでしょう。
しかし、韮山反射炉については見学のみで特別な体験といったものはありません。
そのため滞在時間が短く終わってしまったという口コミも多くあり、がっかりな感想に繋がっています。
そもそもの滞在予定時間を短めに見積もるか、周辺の観光も併せて予定を組んでおくといいでしょう。
体験や写真映えスポットなどはなく、滞在時間が短くなりがち
④伊豆長岡駅からのバスが廃止になりアクセスが悪くなった
電車で行く場合、以前は駅からバスが出ていましたが2023年9月末に廃止されています。
そのため徒歩で行く必要がありますが、駅から韮山反射炉までは徒歩30分とそこまで近くありません。
足腰が弱い人や子連れで行く場合は、車かタクシーを利用する方がいいでしょう。
徒歩の場合、韮山反射炉の近くに富士山を見ることができる展望台があるので併せて訪れるのもおすすめです。
天気が良ければ、韮山反射炉と富士山をセットで見ることができるスポットになっています。
駅から行くには徒歩で30分くらいかかるので結構大変
⑤周辺に施設が少なく、観光地としてはしょぼく感じる
韮山反射炉は熱海、伊東、沼津といった観光地のちょうど中間にあり観光客も多くはありません。
周辺の観光施設やスポットも少なく、かといって別の観光地に移動をするにも時間がかかります。
食事のついでや、どこかに寄るついでに寄りづらいので韮山反射炉を目的にした観光になります。
どこかの観光地とセットにした観光ルートの設定が難しいのもがっかりしやすい理由になります。
行くとしたら、近隣のスポットも確認して寄りたい場所も併せて見つけておくことをおすすめします。
近くに観光スポットや施設が少ないので、観光のルートに組み込みづらい
韮山反射炉を観光したリアルな口コミ
ここからは実際に韮山反射炉を訪れた人たちの口コミを紹介します。
ここまで紹介をしたがっかりなポイントを実感している口コミや、それでも満足できた口コミも存在します。
実際に観光をした人たちの感想もぜひ、韮山反射炉を訪れる際の参考にしてみてください。
韮山反射炉を観光してがっかりした口コミ

写真を見て大きいと思っていたのに、行ってみると意外と小さかった…。
見るだけなら数分で終わるレベル。

世界遺産だけど、興味がない人は行っても全然楽しめないよ。

時期のせいなのかガイドの人はおらず、展示を見てまわるだけだとあっという間。
滞在時間も短いし、正直また行くことはないと思う。

炉の勉強をしている人間から見ると説明が少なくて観光向けだなという印象。
実物を見れるのはいいけど、詳しい人には物足りない解説だった。
韮山反射炉の見所を楽しめた口コミ

昔と比べて反射炉も綺麗になったし、駐車場や売店も整備されてて楽しい時間を過ごせた。

ガイドの人の説明が分かりやすくて観るだけでも楽しめた。
歴史好きな人は特に楽しめると思う。

反射炉ってなに?という状態だったけど、映像など分かりやすくて勉強になった。
無料ガイドの方の説明が面白くて、想像よりも楽しめた!

資料館の歴史を見ると、江戸時代から使われた炉が現存していることに驚いた!
昔の人の技術の高さや製鉄の歴史を感じられてよかった。
韮山反射炉でがっかりしないための対策
ここまで紹介してきたがっかりなポイントに対する対策をまとめました。
明治期の産業を支えた韮山反射炉は、当時の姿を残す数少ない反射炉になっています。
日本に現存する当時の反射炉は2カ所だけで、実際に鋳造が行われていた反射炉としては韮山反射炉が唯一となります。
こうした歴史的な価値が高い施設である反面、観光地としてはやや楽しみづらいスポットとも言えます。
何かを作ったりの体験や景色を楽しむのではなく、歴史を楽しむ目的行くスポットであることを知っておきましょう。
韮山反射炉周辺のおすすめスポット
個人で旅行をするときも韮山反射炉を観光するなら周辺の観光スポットも抑えておきましょう。
もし、韮山反射炉にがっかりしてしまっても、周辺のスポットで挽回ができます。
観光全体の満足感が上がれば、行って良かった旅にすることができます。
江川邸
日本で初めてパンを焼いた人と言われる江川英龍の住んでいた屋敷で江戸時代の武士の暮らしを知ることができます。
江川英龍は韮山反射炉の構想を始めた人で、韮山反射炉との関りが深い人物です。
国指定の文化財にも指定されており、韮山反射炉の歴史を学ぶうえで寄っておくといいでしょう。
江戸時代の武具や書画の展示もあるので、歴史好きな人には特におすすめなスポットです。
伊豆の国パノラマパーク
駿河湾や富士山を眺めながら約1,800mのロープウェイを楽しむことができます。
頂上には散策路もあり、富士山を眺めながら自然を満喫することもできます。
散策路の途中には富士山を見ながら足湯に入れる「富士見の足湯」もあり、疲れた足を癒しながら景色も楽しめます。
展望テラス「碧テラス」には水盤を使ったデスクがあり、そこに映る景色も写真映えがしておすすめです。
蔵屋鳴沢
韮山反射炉のすぐ近くにある施設でクラフトビールを味わったり茶摘み体験ができます。
地元の水と素材を使ったクラフトビールが人気で、4種のお試しセットが特に人気があります。
茶摘み体験は春と秋に開催されており、着物と手ぬぐいを借りて恰好から茶摘み体験を満喫できます。
摘んだ茶葉は持ち帰れるので、旅行の思い出にも最適です。
茶摘み体験の開催時期については、ネットなどで事前に確認をしておくと安心です。
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