三保の松原は2013年に富士山が世界文化遺産に登録された際に構成資産として一緒に登録をされています。
約3万本の松の木と駿河湾と共に見える富士山は日本新三景にも選ばれた絶景です。
しかし、そんな三保の松原を観光してがっかりしたという口コミも多く存在します。
今回は、三保の松原を観光してがっかりしてしまうことについて解説をしていきます。
三保の松原を観光してがっかりしてしまうポイントを知れば、楽しむためのコツが見えてきます。
富士山と駿河湾、松原を一望できる光景は日本新三景に相応しい美しさがあります。
観光で三保の松原に行きたいという方は、ぜひこの記事でがっかりポイントを避けられるようにしてください。
三保の松原でがっかりすること4選
まずは三保の松原でがっかりしやすいポイントを紹介します。
ここから、それぞれのがっかりポイントの内容について解説をしていきます。
しっかりと対策をすることで防げるものもあるので、事前準備にいかしてみましょう。
①三保の松原から富士山が見える確率はかなり低い
三保の松原といえば、駿河湾の奥に見える富士山の光景が有名ですが、見える確率は低いです。
富士山が全体見える確率は10%以下という話もあり、天候にかなり左右されます。
晴れていても富士山が雲に覆われていることが多く、特に夏は雲が出やすくなります。
逆に冬になると雲が減り、富士山を見える確率は上がります。
11月下旬から2月頃にかけてなら雪化粧した富士山も見られるのでおすすめです。
夏は雲多くて富士山が見えないことの方が多い
②羽衣伝説のある松の木は枯れて3代目になっている
三保の松原では、かつて天女が羽衣を松の木にかけた伝説が残っています。
羽衣伝説から三保の松原を知った人も多いかもしれません。
しかし、その羽衣伝説が残る松の木はすでになくなり、今あるのは3代目になります。
初代は1707年の噴火で海に沈み、2代目は立ち枯れのため2013年に伐採されています。
羽衣伝説を目的に三保の松原を訪れるとがっかりしてしまうかもしれません。
羽衣伝説の残る松の木は、噴火でなくなってしまった
③松の立ち枯れが問題で松の木は減少している
三保の松原の名前にもなっている松原ですが、松の木の数は一昔前より減っています。
かつは5万本と言われていましたが、2016年の調査では3万本まで減少していました。
その原因は松食い虫の増加や、落ち葉によって松の成長が阻害されるためと言われています。
現在は、防除剤の散布やボランティアによる落ち葉拾いで松原を保護する活動が続いています。
植林などで松の木の数を戻す活動も行われているので、いつか元の数に戻るといいですね。
保護活動がされているが、松の木は昔より2万本近く減っている
④三保の松原は砂浜なので夏は暑く、冬は寒い
三保の松原は駿河湾に面した砂浜が写真スポットとして有名です。
ただ、砂浜なので日差しを遮るものがないので夏は暑く熱中症の危険もあります。
また富士山が見やすい冬に関しても、海の近くということもありとても寒いです。
もし、三保の松原を訪れるなら暑さ対策や寒さ対策は万全にしましょう。
海岸のため暑さや寒さ対策はしっかりする必要がある
三保の松原を観光したリアルな口コミ
ここからは実際に三保の松原を訪れた人たちの口コミを紹介します。
ここまで紹介をしたがっかりなポイントを実感している口コミや、それでも満足できた口コミも存在します。
実際に観光をした人たちの感想もぜひ、三保の松原を訪れる際の参考にしてみてください。
三保の松原を観光してがっかりした口コミ

富士山見えず!
炎天下の中、ただ海岸見ただけってダメージでかい…。

寒いし、富士山は雲がかかって少ししか見えなかった…。
なにより人が多すぎる!

当日は晴れていたのに、空気が淀んでいるのか富士山は見えなかった…。
羽衣の松の木とかそれなりには楽しめたかな…。

夏に行くと暑いというより熱い!富士山の雪化粧もないし…。
春に行ったときは感動したんだけどなぁ…。
三保の松原の見所を楽しめた口コミ

雲一つない空の下、冠雪した富士山と松原…。
美しすぎる!

富士山✕海の景色は間違いないね!
それなりのウォーキングになって一石二鳥。

松の木が海まで続いていて、歩くだけでゆったりした気分になれた。
そこから青い海と富士山が見える光景は絶景としか言いようがなかった!

富士山は見えなかったけど、海とどこまでも続く松原が絶景で満足!
風情があって歩くだけでも心が洗われるような気分になれた。
三保の松原でがっかりしないための対策
ここまで紹介してきたがっかりなポイントに対する対策をまとめました。
やはり富士山が見えるか、見えないかで満足度は大きく変わってきます。
旅行の時季を選べるなら11月下旬から2月頃を狙っておくようにしましょう。

駿河湾と松原のバックに富士山が見えるとまるで絵画のような景色を楽しめます。
日本新三景に選ばれるほどの絶景をぜひ味わえるよう対策をしっかりとしていきましょう。
三保の松原周辺のおすすめスポット
個人で旅行をするときも三保の松原を観光するなら周辺の観光スポットも抑えておきましょう。
もし、三保の松原にがっかりしてしまっても、周辺のスポットで挽回ができます。
観光全体の満足感が上がれば、行って良かった旅にすることができます。
神の道・御穂神社
三保の松原に行くなら、松の木に囲まれた神の道も通りましょう。
樹齢100年を超えた松の木も多くあり、整備された木道は落ち着いた雰囲気です。
この神の道は御穂神社の参道で、松の木を依り代とした神の通り道とされています。
神の道の先にある御穂神社は、「何でも願いを叶えてくれる」神馬の信仰があるパワースポットでもあります。
清水港
清水港は生しらすで有名な港で、そうしたグルメを目的に訪れるのも楽しいです。
何店かしらすの直売所があり、釜揚げしらすなどもお土産にも最適です。
また、しらす丼を食べられるお店もたくさんあるので、海鮮を楽しむこともできるスポットです。
その他に富士山にちなんだ超大盛りのマグロ丼「赤富士丼」を提供しているお店もあります。
港の市場内を歩いているだけでも色々なお店があり楽しめる観光スポットです。
久能山東照宮
有名な徳川家康が埋葬されていると言われている場所です。
日光の東照宮が有名ですが、こちらも同時期に建てられた歴史のある神社です。
50年に1度漆の塗り替えが行われており、今でも綺麗な姿を見ることができる人気のスポットです。
ロープウェイもあり、高所からの景色も楽しむことが出来ます。
歴史的な背景が意味のあるスポットなので、歴史が好きな人には特におすすめなスポットです。
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