日本三大がっかり観光地にも選ばれてしまっているオランダ坂。
しかし、その西洋風の石畳が敷かれた坂の雰囲気は長崎県でも有名な観光スポットの1つになっています。
しかし、そんなオランダ坂を観光してがっかりしたという口コミも多く存在します。
今回は、オランダ坂を観光してがっかりしてしまうことについて解説をしていきます。
オランダ坂を観光してがっかりしてしまうポイントを知れば、楽しむためのコツが見えてきます。
観光でオランダ坂に行きたいという方は、ぜひこの記事でがっかりポイントを避けられるようにしてください。
オランダ坂でがっかりすること5選

まずはオランダ坂でがっかりしやすいポイントを紹介します。
ここから、それぞれのがっかりポイントの内容について解説をしていきます。
しっかりと対策をすることで防げるものもあるので、事前準備にいかしてみましょう。
①どこにあるか場所が分かりづらく坂も3カ所ある
長崎県は全国の中でも坂道が多いことで有名な県です。
そのため、オランダ坂がどこからどこまでなのか分からずに通り過ぎてしまう人もいます。
また、オランダ坂は「活水女子大学の下」「活水坂」「誠孝院の前」の3カ所の坂の総称です。
しかも、オランダ坂通りやオランダ通りといった名称も近くには多くあります。
そのため、場所が曖昧だと余計にどこにあるか混乱してしまうでしょう。
オランダ坂は「活水女子大学の下」「活水坂」「誠孝院の前」の3カ所にある
②坂の角度が急で特に足腰が弱い人はキツイ
坂の角度は約8°でかなり急な坂になっています。
車で通った人が、今までにない角度になったという口コミもあるくらいの傾斜です。
坂が多い地域だけに、観光のルートや距離はよく確認をしておくようにしましょう。
また、雨の光景が人気のあるオランダ坂ですが、雨が降ると石畳は滑りやすくなります。
足腰に不安がある人や高齢の人はキツイ観光になるかもしれません。
傾斜は約8°と角度が急で、観光で通る道としてはかなり疲れる
③歴史を知らないと名前の由来が分からない
オランダ坂という名称を聞くとその由来が気になる人も多いでしょう。
石畳の光景が西洋風で、オランダの風景に似ているからと勘違いする人もいます。
実際は、江戸時代にこの地域の高台に諸外国の人々が住み始めた際に「オランダさん」と地域の人が親しんだことに由来します。
もともと鎖国がされていた時代は西洋からはオランダ人しか来なかったため、他の外国人も「オランダさん」にされてしまったのです。
なので、実際のオランダとは関係なく、石畳もオランダ風という訳ではありません。
地域の人は坂を通る外国人を「オランダさん」と呼んだことからオランダ坂になった
④ただの坂なので観光のメインに据えるとがっかりする
長崎の観光名所であるオランダ坂ですが、実際はただの坂といえます。
写真を撮ることがメインであり、何かを見たり体験したりといったことはありません。
なので観光のメインにしてしまうとがっかり感が強く出てしまうでしょう。
近くの観光地に行く際についでに通るくらいがちょうどいいと言えます。
江戸時代に外国人が生活していた光景をイメージしながら通ってみてください。
写真を撮るのがメインであり観光地としては物足りない
⑤日本三大がっかり観光地に選ばれてしまっている
日本三大がっかり観光地の1つに数えられてしまっているオランダ坂。
そのことを知らずに観光した後に、人から教わるとせっかくの観光の価値が下がったように感じてしまうでしょう。
行く際には事前にがっかりと呼ばれていることは理解しておきましょう。
がっかりと呼ばれていることを知ってから行けば人に話すときには逆にいいネタになります。
ちなみに他に三大がっかり観光地に選ばれてしまっている観光地についても紹介しています。
北海道にある札幌時計台
高知県にあるはりまや橋
日本三大がっかり観光地だと知っておくと別の見方もできる
オランダ坂を観光したリアルな口コミ
ここからは実際にオランダ坂を訪れた人たちの口コミを紹介します。
ここまで紹介をしたがっかりなポイントを実感している口コミや、それでも満足できた口コミも存在します。
実際に観光をした人たちの感想もぜひ、オランダ坂を訪れる際の参考にしてみてください。
オランダ坂を観光してがっかりした口コミ

狭い道なのに車の交通量が多くてビビる。
通学している人も多くて、写真を撮るのは断念した。

坂が思っていたよりも急で、汗を結構かいた。
…足腰が弱い人や高齢者はキツイね。

普通の石畳の坂道だな、っていう感想しかない。
坂道が急だし、途中までしか行かなかった。

坂の上に学校があるせいか人通りが多かった。
車も結構通るし、坂はキツイしで良いことなかった。
オランダ坂の見所を楽しめた口コミ

他ではなかなか見られない特徴的な風景のオランダ坂。
がんばって坂を登った先で見える景色も最高!

雨のオランダ坂は普段と雰囲気がガラッと変わっておすすめ!
雨の石畳の風情が最高だよ。

坂が多い長崎らしさがある観光スポット。
かつて外国の人たちが行きかった光景を思い浮かべて歩くのがおすすめ!

洋風の住宅や別荘があって、坂も全体的に雰囲気が良かった。
お土産屋さんも多くて、けっこう長居をしてしまった。
オランダ坂でがっかりしないための対策
ここまで紹介してきたがっかりなポイントに対する対策をまとめました。
石畳が広がる異国情緒あるオランダ坂はその光景が人気のスポットです。
周りの建物も含めた洋風な雰囲気も、その歴史的背景を知るとより楽しめます。
雨が降った光景や夕日の中のオランダ坂も人気があるのでタイミングが合えば狙ってみましょう。
がっかり観光地で有名な点も話のネタとしては面白いので、ぜひ寄ってみることをおすすめします。
オランダ坂周辺のおすすめスポット
個人で旅行をするときもオランダ坂を観光するなら周辺の観光スポットも抑えておきましょう。
もし、オランダ坂にがっかりしてしまっても、周辺のスポットで挽回ができます。
観光全体の満足感が上がれば、行って良かった旅にすることができます。
グラバー園
日本最古の木造洋館である旧グラバー住宅もある有名観光地です。
明治時代の西洋建築が多く立ち並ぶ光景は、異国情緒があり写真映えもします。
明治維新の幕末志士が集まったとされる場所もあり、歴史好きは特に楽しめるでしょう。
また、園内の石畳の中にハート型のものが2つあり見つけると恋愛成就の効果があると言われています。
行かれた際にはぜひ探してみましょう。
東山手十二番館
明治初期に建てられた洋館で、国の重要文化財にも指定されているスポットです。
アーチ形の柱や白壁が特徴的で、当時の雰囲気を味わうことができます。
また、建物の中には当時のアンティーク家具や暖炉が飾られています。
当時の上流階級の暮らしを知ることができるので楽しめるスポットです。
大浦天主堂
日本最古の木造ゴシック様式の教会です。
ゴシック様式の建物とステンドグラスの美しさが際立つ観光スポットです。
見た目も素晴らしいですが、日本で迫害を受けていたキリシタンの信仰を守ろうとしたエピソードも有名です。
その文化的な価値から世界文化遺産にも登録をされています。
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