山口県萩市は幕末の志士ゆかりの地として歴史好きな人を中心に人気のある観光スポットです。
しかし、そんな萩での観光がつまらなかったという口コミも多く存在します。
今回は、萩を観光してつまらないと感じてしまう理由と対策について解説をしていきます。
萩を観光してつまらないと感じてしまうポイントを知れば、楽しむためのコツが見えてきます。
観光で萩に行きたいという方は、ぜひこの記事でつまらないポイントを避けられるようにしてください。

萩がつまらないと言われる理由5選
まずは萩がつまらないと感じてしまうポイントを紹介します。
ここから、それぞれのつまらないポイントの内容について解説をしていきます。
しっかりと対策をすることで防げるものもあるので、事前準備にいかしてみましょう。
①歴史的な建造物が多く、アクティビティが少ないため子連れだと物足りないと感じる
武家屋敷や城跡など歴史的建造物が多く、町全体に情緒ある風景が広がっています。
しかし観光の中心が史跡や資料館であるため、アクティビティが少なく、子連れにはやや退屈に感じられるかもしれません。
長時間の散策や歴史解説が続くと、小さな子どもは飽きやすく、家族連れには配慮が必要です。
ただし、松陰神社の近くにある「松陰記念館」では子ども向けの展示もあり、「萩博物館」にはタッチパネルや体験型コーナーが設けられています。
観光協会のHPでは、体験型アクティビティを紹介しているので事前にチェックすることをおすすめします。
子連れにはやや退屈だが、博物館の一部に子ども向け展示がある
②江戸時代から幕末にかけた歴史スポットが多く、その時代に興味がないとつまらない
江戸時代から幕末にかけての歴史が色濃く残る町で、高杉晋作や木戸孝允といった志士ゆかりの史跡が点在しています。
ただ、その多くが武家屋敷跡や藩校跡といった静かなスポットで、歴史に詳しくないと何を見ているのか分からず、正直退屈に感じるかもしれません。
展示もやや地味で、アクティブな観光を求める人には不向きです。
一方で、町並みは情緒があり、歴史に興味のある人にとっては貴重な時間旅行ができる場所でもあります。
歴史好きには魅力的ですが、幕末や江戸時代に興味がないと地味で退屈に感じる
③夜はお店が閉まるのが早いので、訪れる時間によってはやれることがない
歴史ある町並みが魅力ですが、夜の過ごし方には注意が必要です。
多くの飲食店や観光施設は17時〜18時頃には閉店してしまい、遅く到着すると食事に困ることもあります。
居酒屋やバーの数も限られており、夜遅くまで開いている店はごくわずかで、コンビニも市街地に数軒しかなく、夜間の選択肢はかなり限られます。
一方で、夜の城下町を静かに散歩したり、温泉宿に泊まってゆっくり過ごすといった楽しみ方も可能です。
夜は早めに観光や食事を済ませて、夜は宿で温泉や静かな散策を楽しむとよい
④歴史背景が近い津和野の方が、写真映えや体験型のアクティビティが多い
近隣の津和野と比べるとアクティビティが少なく、やや地味な印象を受けることがあります。
津和野は“山陰の小京都”と呼ばれ、カラフルな鯉が泳ぐ掘割や白壁の町並みが写真映えし、和菓子作りや乗馬など体験型の観光も充実しています。
一方、萩は城下町の風情はあるものの、観光スポット間の距離が広く移動が不便なうえ、インスタ映えするような華やかさに欠ける点が残念です。
ただ、幕末の志士ゆかりの地としての重厚な歴史をじっくり味わいたい人には適しています。
津和野に比べて写真映えや体験型アクティビティが少なく、観光面ではやや地味な印象
⑤バスの間隔が長いので、車なしで観光すると待ち時間が多くなる
市内を巡るバスは本数が少なく、1〜2時間に1本程度と間隔が空いているため、車なしで観光する場合は移動のたびに長時間待たされることがあります。
特に、萩城跡から少し離れた松陰神社や笠山、菊ヶ浜などを訪れようとすると、スムーズな移動が難しく、計画通りに回れないこともあるでしょう。
限られた時間で効率よく観光したい人には不向きですが、町なかの観光地は比較的コンパクトにまとまっています。
レンタサイクルや徒歩でのんびり巡るスタイルなら、情緒ある町並みを楽しむことができます。
バスの本数が少なく車なしだと待ち時間が長くなりがちですが、町なかは徒歩やレンタサイクルでのんびり巡るのに適している
萩を観光したリアルな口コミ
ここからは実際に萩を訪れた人たちの口コミを紹介します。
ここまで紹介をしたつまらないポイントを実感している口コミや、それでも満足できた口コミも存在します。
実際に観光をした人たちの感想もぜひ、萩を訪れる際の参考にしてみてください。
萩を観光してつまらないと感じた口コミ

城下町と言うとお店がたくさんあり賑わっているのを想像していたが…
とても小さく、えっ?これだけ?と思った。

観光バスで来るほどの場所ではない。
住宅街の一角にこじんまりとある感じでがっかり。

見るべきところが離れすぎていて、歩き疲れた。

もう少しイベント性がほしい!
物足りなかった…
萩を観光して楽しめた口コミ

ガイドさんが親切に案内してくれて、とても興味深く楽しめました。

古い建物を観たり、萩焼のお店を覗いたり、噂のプリンや地ビールを飲んだり…
あっという間に時間が経ちました!

城下町を川下りで説明を聞きながら観光できるところがとてもよかった!

とても落ち着く所なので長く居たいと感じる場所でした。
また行こうと思います。
萩での観光を楽しむための対策
ここまで紹介してきた萩のつまらないポイントに対する対策をまとめました。
事前に萩の特徴を理解しておくことで、つまらないと感じることを避けることもできます。
また、どうしても合わないと思うようなら、そもそも行かないという選択をすることもできます。
ただ、萩には他にはない独自の楽しみ方ができるコンテンツもあります。
ここからはより萩を楽しむことができるよう、おすすめの楽しみ方を紹介していきます。
①「萩反射炉」「松下村塾」など幕末時代の歴史スポットが多い
市内には幕末の歴史を色濃く残すスポットが数多く点在しています。
萩反射炉は西洋の製鉄技術を取り入れた近代化の象徴で、世界遺産にも登録されています。
また、松下村塾は吉田松陰が高杉晋作や伊藤博文など、後の維新の立役者を育てた私塾として有名です。
これらの史跡を巡ることで、維新の原動力となった志士たちの息遣いを身近に感じることができ、歴史好きにはたまらないエリアとなっています。
幕末の歴史を今に伝える史跡が多く、維新の息吹を感じられる魅力的なエリア
②着物レンタルや人力車に乗って江戸情緒の残る城下町散策もおすすめ
城下町は、白壁の町並みや武家屋敷が今も残る情緒あふれるエリアで、まるで江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気を味わえます。
着物レンタルを利用すれば、風情ある街並みに溶け込むような特別な散策が楽しめ、写真映えも抜群です。
また、人力車に乗れば、地元ガイドによる歴史や見どころの解説付きで、より深く萩の魅力を知ることができます。
徒歩では気づきにくいスポットも案内してくれるため、初めての萩観光にもぴったりです。
城下町は、着物レンタルや人力車で風情ある街並みを楽しみながら、江戸情緒と歴史を感じられる散策ができる
③菊ヶ浜での夕日や笠山でのハイキングなど自然を楽しむことができる
萩市は、豊かな自然を活かした観光も魅力のひとつです。
菊ヶ浜では、日本海に沈む美しい夕日を砂浜からゆったりと眺めることができ、日中とはまた違った幻想的な風景が広がります。
一方、笠山は標高112メートルほどの小さな火山ですが、頂上からは萩の町や日本海を一望できる絶景スポットで、ハイキングにもぴったりです。
手軽に登れるため子ども連れや初心者にもおすすめで、四季折々の自然を感じながら心地よい時間を過ごせます。
萩の歴史ある町並みに加え、自然の美しさもたっぷり味わえます。
萩市は自然の魅力もたっぷりで子どもから大人まで楽しめる
萩周辺のおすすめスポット
これから萩を観光するなら周辺の観光スポットも抑えておきましょう。
もし、萩をつまらないと感じてしまっても、周辺のスポットで挽回ができます。
観光全体の満足感が上がれば、行って良かった旅にすることができます。
元乃隅神社
1955年に地元の漁師が夢に現れた白狐のお告げで建立された、海に面した神社です。
123基の朱色の鳥居が、海へと続く参道を約100メートルに渡って彩り、青い日本海とのコントラストが圧巻です。
特に、高さ約6メートルの大鳥居の上にある「日本一入れにくい」と言われる賽銭箱にコインを投げ入れると願いが叶うとされ、多くの観光客が挑戦します。
さらに、鳥居の下には荒波が吹き上げる“龍宮の潮吹”という自然現象も見られます。
力強い自然の息吹を感じられるスポットとして、国内外で話題を呼んでいます
秋芳洞
秋芳洞(あきよしどう)は、山口県美祢市にある日本最大級の鍾乳洞で、国の特別天然記念物にも指定されています。
全長約10kmにもおよぶ大規模な洞内には、自然が長い年月をかけて造り上げた幻想的な景観が広がっています。
年間を通じて気温は約17℃と一定しており、夏は涼しく冬は暖かいため、季節を問わず快適に見学できます。
探検気分を味わえるコースもあり、子どもから大人まで楽しめる人気の観光スポットです。
長門湯本温泉
山口県長門市にある約600年の歴史を持つ名湯で、山口県最古の温泉地のひとつです。
近年は温泉街全体がリニューアルして、ライトアップされた竹林階段などが整備され、散策が楽しめる雰囲気ある街並みに生まれ変わりました。
泉質はアルカリ性単純泉で、肌がすべすべになる“美肌の湯”としても人気です。
伝統とモダンが融合した空間で、温泉だけでなく街歩きやカフェ巡りも楽しめるのが魅力です。
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